若大将オーウェン

殺人狂時代の若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

殺人狂時代(1967年製作の映画)
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昔の少年誌に乗ってそうないわゆる悪の組織と仲代達也の対決を描いていて、本当に漫画とかアニメみたいな内容

でも仲代達也がいることでちゃんと映画になっていて、天本英世と砂塚秀夫がいることでちゃんと漫画になっている

要らない大人を殺して人口を減らすというのは優生思想そのもので、それがナチとともに語られているのもよく出来てる

キチ◯イという言葉が連呼され、「私はヒトラーの演説を見て目覚めた、あいつは本物のキチ◯イだ」「私は酷使されてる人を見るのが好きでね」

不発弾を見て「君の税金が使われてる」「なめんなよ、俺は税金払ったことない!」「じゃあ私のだ。これは還付金だ」みたいなセリフもキレキレ笑

シーンのつなぎも悪趣味で内容にあっていたし、構図も面白かった