このレビューはネタバレを含みます
この執念がイイネ！ 韓国映画はこうでなくては。怨みの中にある美学がとても良い。恨んで恨んで簡単には晴らさせない、しつこくしつこく傷つけてボロボロになってもまだやめないのが韓国らしい。
これで犯人がすぐに心が折れて屈服するようなら映画もこんなに長くならないけど、さすがオヤジ、根性座ってるよ。どうしたらあんなに強靭な精神に育つのか不思議。
まあそのせいでちょっとフィクションめいてはいたんだけれど。
人を殺して、復讐して、逆に仕返されて、そしてまた復讐する構図は割合よかったんだけれど、痛めつけ方がちょっとゆるいね。アキレス腱を切るよりもっとエスカレートしてほしかった。目を背けたくなるような痛々しい拷問を期待していたんだけれど、結果目を逸らしたのはうんこのシーンだけだった。
主人公がイケメンゆえにそんなにどぎつい描写ができなかったのかもしれないが、爪に火箸を刺すような神経をグリグリやられる痛々しさが欲しいよね〜
