自分の映画館での映画鑑賞の原体験を思い出すために観た、成長してから観ると新しい発見が多く意外と面白いものである
90分という映画としては短い時間、何よりもそのうちの60分ほどを雷門イレブンの過去をダイジェスト形式で流すというショートフィルムにしては残っている思い出が多いというところも面白い、その映画鑑賞という経験や公園で真似をしたという経験等が自分の記憶を形作っているのであろう
徹底的に「対」少年を意識したこの映画は
・登場人物の顔のパーツを大きくして表情をわかりやくする
・必殺技というわかりやすい快楽を「回転」(螺旋？)というモビリティを付けることで視覚的な快楽をより増幅させる
・物語上の「不快」をできるだけ情報量を多くかつ短く映す
などといった緻密な計算に溢れていることに大人になった元少年である私は気づいた
だからこそ次回作以降があまり人気が出なかったのも悔しい
ちょっと飛鷹の真空魔強すぎない？という感想だけは昔と一致したようである、あと風丸が純足サイドバックとして左サイドバックに置かれているのも今となっては少しの違和感であった、プライムレジェンドがかっこいいから全部チャラなんやけどね
