とらじ

大巨獣ガッパのとらじのレビュー・感想・評価

大巨獣ガッパ(1967年製作の映画)
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日活の怪獣映画。
オープニングとエンディングに流れる歌が結構好き。たしかにガッパの事を歌ってるんだけど、曲調があんまり合ってない感じ。このチグハグ感。
主役怪獣のガッパは、父と母、子供の3体出てくるけど、動きやすさ重視なのか、脚が長めの着ぐるみで、動きも人間ぽくて、着ぐるみを着た人間に見える。
ミニチュアはところどころ頑張っていて見応えのあるシーンもあった。
前半の島のシーンで、ガッパの石像が壊れるところはミニチュアだと思うんだけど、崩れていくディテールが物凄く細かくてよく出来ていて、ミニチュアじゃないかもと思った。
ただしあんまり頑張ってないように見えるシーンもたくさんあった。
他の怪獣と違ってガッパは翼が広がって着ぐるみのまま空を飛ぶのが新鮮でよかった。飛ぶ直前でカットを変えたりせず、ちょっと動いていて、翼を広げて飛び上がる。までワンカットで見せる。明らかにワイヤーで吊ってる動きだけど、これはこれでよかった。
ストーリーは『キングコング』を参考にしてるのかな?とは思ったけど、最後まであんまり盛り上がらなかった。
太平洋にある島の島民の描写が、現在ではかなり問題な気がする。
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