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倖せは俺等のねがいの一のレビュー・感想・評価

倖せは俺等のねがい(1957年製作の映画)
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見るからに人の良さそうなフランキーと見るからにお節介な左幸子の元に親戚のみなしごが転がりこんでくる貧乏な人情話でほっこり。4年かけて手作りしたバラックでの貧相な結婚パーティーが可愛らしい。もちろんドレスなんて着れないからベールだけ頭に乗せてるの。そのボロ屋でただ飯を食ったりイヤホン片方ずつでラジオ聴いて「この曲いいね~」とか言ったりしている二人きりの時間がやけに贅沢な尺使って映されるのもいい。ガキに40円のラーメンおごってやる殿山泰司のリアリティ最高。
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