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マッチスティック・メンの傘籤のレビュー・感想・評価

マッチスティック・メン(2003年製作の映画)
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リドスコ映画史上もっとも気軽に見れる作品、その名も『マッチスティック・メン』。
詐欺師を生業とするおとーちゃん(ニコラス・ケイジ)と、その相棒フランク(サム・ロックウェル)、そして娘のアンジェラ(アリソン・ローマン)たちのすったもんだな”お仕事”の様子を人情味とコミカルさを伴って描きます。
やー、面白かった。終盤怒涛の展開で驚かされますが、最終的には納得感のある地点に落ち着き、なんだか異様にハッピーな気分に包まれる作品でした。その分途中経過の親子喧嘩の場面とかはちょっともたもたしてるようにも感じましたが、俳優たちそれぞれ役どころも良ければ演技も良く、総じてみるとすごく楽しめました。
話の構造上あまり語り過ぎると勘の良い人なら察してしまう可能性があるので内容についてはこの辺で。ヒューマンコメディとして完成度の高い出来に仕上がっており、リドリー・スコット監督の多彩さを知ることが出来る良作です。
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