マイナー映画好きのジェーン

クアドロフォニア -多重人格殺人-のマイナー映画好きのジェーンのレビュー・感想・評価

4.8
これ、日本版ジャケットが酷すぎます💢 このパッケージをデザインした人、ちゃんと映画を観たんでしょうか⁉️
血は一滴も流れないし、オーウェン・ウィルソン演じるヴァンは多重人格ではありません。

解釈は観た人によって様々に分かれそうですが、私はヴァンを「嵌められた被害者」と見ています。

そもそもヴァンは髪が抜けたり、口が渇いたり、記憶が途切れたりして、明らかに薬物を盛られている様子が窺えます💊

ヴァン本人は見かけ通りに、心優しい素敵な青年と見て間違いありません✨
30歳なのに、まだ10代のように初々しいオーウェンがとにかく美しいです💞

ちなみに、字幕の翻訳も誤解を招く元になっていますね。
「僕が殺人を選ぶというより、殺人が僕を選ぶ」の部分は原語では、“ You don't always choose what you do. Sometimes what you do choose you. ”。殺人の語は出ていないし、これを殺人と訳したのは物語を誤って伝える重罪です‼️😒