深作欣二のヤクザ作品は定期的に観たくなる。
終戦直後の新宿。テキ屋一家河田組の構成員である石川力夫(渡哲也)は、兄弟分の今井幸三郎(梅宮辰夫)ら仲間とともに、中野を拠点に暴れ回っていた三国人愚連…
どーしよーもない不器用な男の生き様…。主演の渡哲也演じる凶暴&哀愁漂うヤクザ=石川力男の破滅していく姿にシンパシーを覚える昭和の劇。
孤独な男の一生+カタストロフを綴った任侠映画史上に残る名編でも…
めちゃくちゃ良いですよね。
いわゆるヤクネタと呼ばれる社会でも極道の世界でも邪魔者になる存在の主人公。信条も仁義も計画もない。行き当たりばったりに人を傷つけ、殺し、何もかもめちゃくちゃにする。
台風…
オリジナルの、深作欣二監督作品。鬼才三池崇史がメガホンを取ったリメイク版の作品の方は結構好きで、3度目観てしまった。
実在のヤクザ石川力夫役を演じる渡哲也の破天荒で破滅的な演出が良い。覚醒剤で破滅…
だいぶ昔に観たが、ふと思い出して再び観てみたが、「東映実録映画の極北」と評されたのも頷ける、紛れもなくこのジャンルの名作。
渡哲也の凄まじい眼光が脳裏に焼き付いて離れない。
ちなみに三池崇史監督…
このレビューはネタバレを含みます
冗談みたいにグズなどうしよもない男の一生を描く、馬鹿らしい話だと思って観たら、最後の「大笑い 三十年の 馬鹿騒ぎ」の文字で不覚にも泣いてしまった。
回り回ったアナーキー人間は観ていて美しいし、楽しい…
このレビューはネタバレを含みます
冒頭から「毛唐」「三国人野郎」「支那料理屋」などのワードが飛び交う。内容はもっと酷い。薬物、強盗、強姦、傷害、殺人と何でもあり。犯罪のフルコース、違法の満漢全席。
間違い無く「文科省推薦」が付かない…
石川の傍若無人さと仁義のなさに主人公としてはまったく肩入れできないし共感できないが、それはそれとしてこのクオリティを量産できる深作欣二が偉大すぎる。あと実話なのやばすぎる。
ここ最近は移動日長めな日…