王冠と霜月いつか

もののけ姫の王冠と霜月いつかのネタバレレビュー・内容・結末

もののけ姫(1997年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2023年7月22日更新版

カリ城、ナウシカ、ラピュタ等旧作達のドキドキワクワク感強め作品群と、
千と千尋の神隠し、ハウルの動く城等の不思議なストーリー展開が強め作品群が、上手く混在して楽しくて深い面白さがあるのが、もののけ姫だと思います。
アシタカが、モロに『お前に出来ることはもう何も無い』
と言われてからの足搔きが良いですね。スカッ!とはしないのがまた乙です。

『生きろ!』

2021年4月9日更新版

#一生に一度は映画館でジブリを
という事で群馬県高崎市にあるレトロなミニシアター、高崎電気館 に もののけ姫 を観に行って参りました。

#風の谷のナウシカ
#もののけ姫
#千と千尋の神隠し
#ゲド戦記

の4本を3月6日から4月9日まで日替わりで3本上映するスタイルで、本日、最終日でした。本日は、もののけ姫、千と千尋の神隠し、風の谷のナウシカの3本を上映するというプログラムでして、全作品「映画館」では観たことがないので、3本まとめて観てやろうかなんて企んでみたものの、時間の都合で1本だけにしておきました😀

個人的に宮崎駿監督作品で地上波で放送していれば必ず観るのは
①ルパン三世カリオストロの城
②風の谷のナウシカ
③天空の城ラピュタ
④となりのトトロ
の4本ですが、最近は⑤もののけ姫がお気に入りで何度観ても良いなあと思っていて、今回、劇場で初めて観られてとても良かったです。 #岡田斗司夫 さんの考察動画を予習して挑みました。細かい点を確認しながら堪能しました。

ちなみに、もののけ姫というタイトルは鈴木敏夫プロデューサーが勝手に発表してしまったタイトルで、宮崎監督は
「アシタカ攝(実際は扌の無い宮崎監督の造語)記」というタイトル、つまり主人公は、もののけ姫=サンではなく、アシタカなんだと明示したモノにしたかったらしいですね。相当、お怒りだったと(笑)

しかし、宮崎駿監督は説明してくれませんね(笑)
キーワードは
①台詞を鵜呑みにしない
②画を良く観察する

やっぱり映画は素晴らしい。

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「生きろ!」は糸井重里氏が考案したキャッチコピーだそうだが、改めて考案するまでもなくナウシカからずっと込められたメッセージだと思う。
では、どう生きるのか?
勧善懲悪の世界ならわかりやすいが、この映画ではそう単純ではない。
ナウシカ、ラピュタ、トトロ、は何度も観ているが、もののけ姫もその作品の1つになっている。何度も観てメッセージを受け取るも良し。難しく考えずただ楽しむも良い。1つだけ言うと、ジブリお馴染みの美味そうな食事シーンは無し。時代背景的にも複雑な調理や食材も制限されるからかな。でも、サンに口移しで乾し肉を食べさせて欲しい(笑)