タイトルとパッケージから漂うB級感で、後回しにしてた映画。
仮に、一流の映画評論家に勧められても、観てみますねって軽く流して確実に観ないで放置するレベル。
前半は、退屈なただの二流、いや三流コメディ。大丈夫か?と眠気に耐えて鑑賞すること1時間。1時間頑張ると、ちょっと展開が変わり、感動をほのかに匂わせてくる。
そしてラスト15分、怒涛の伏線回収からの涙腺崩壊。
前半をあえてB級に仕立て上げ、思いっきり視線を外すことで、結末を想像させないようにするという、計算し尽くされた構成。そしてラストの感動も増す。凄すぎる。コメディでここまで綺麗な大どんでん返しって、なかなか無い。
そして観終わった後、冒頭のシーンを見直すことでしょう。絶対に。
主人公と喫煙おじさんかバス停でじゃれ合うシーンで、I LOVE YOUって書いてあって椅子と椅子が寄り掛かってる後ろの看板とか、芸が細かいところも好き。
それにしても、結末読めた人っているんですかね?
B級コメディ感で、思いっきりボール球を見せられてるから、全く想像出来なかった。