ケドマ 戦禍の起源の作品情報・感想・評価

イスラエルを目指すユダヤ人難民の話。
B級戦争ものみたいなジャケだけど、アカデミックなヒューマンドラマ。
会話から登場人物の置かれた状況を推察するしかない構成になってるためか、よくしゃべってくれる。…

ギタイのベストか。
ユダヤ人がヨーロッパからイスラエルに上陸→武装→駆逐(アラブ人を)の流れ。

冒頭の船のシーンなんか灰色の空、海、黒い服の人々、長回しと完全にアンゲロプロスみが強くて好き。

後…

まぁタイトル通りの作品である。迫害を逃れたユダヤ人がケドマ号に乗り込みパレスチナの地に辿り着く→イギリス軍に追いやられる→現地ゲリラに半ば強制参加させられる→アラブ人を迫害する側に回る→なんでこんな…

パレスチナ問題を描いた衝撃作

この事実に関し、いかに自分が無知で無関心であったか、痛感しました。

教科書に載っている事程度。
文字でしか知らなかった…

長回しでドキュメンタリの様に描かれる、ユ…

　開巻早々、女性とまぐわう1人の男性が大写しで映し出される。彼はそのまま果てることなく、未遂のまま船内からデッキへと登る。そこには船内以上に人々が密集し、寒空の中を寄り添うようにかがみ込み、小さく丸…