【Cの助とJ太郎】其の七
其の七も引き続きCの助select作品
ミヒャエル・ハネケ監督の『感情の氷河化』三部作のニ作目
ようやく貸してもらえる事となり、コレにて三部作コンプリート👍
友人を殺め…
監督のらしさが出てる。
怖がらせたいならただ怖がらせればいいし、笑わせたいならただ笑わせればいいし、ハラハラさせたいならただハラハラさせればいいのに、敢えてそこに微妙な感情の調味料をトッピングするこ…
観る側に非常に精神的余裕を求めるという意味で、いかにもハネケっぽい作品。
気分が落ち込んでるときは観たくない内容だし、「間」を一切はしょってくれないあたりも焦れったいし。
スプラッタ映画やショッキン…
『ラルジャン』をあからさまに想起させるような手元のショットと貨幣のショットの連続。
全ての犯罪が社会構造の中にある必然的なものであることを示しているかのように。
それでいて、動機は「弱虫」と言わ…
ファニーゲームや隠された時間とも繋がっていて、全てはここから始まったのだなという胸熱感があった。
ハネケは徹底して「抑圧」と向き合い続けてる作家なんだなと。
それを物語を通した「答え」じゃなく、映…
冷たいとにかく冷たい。
悪い夢のようなことがずっと起こるのに、カメラは常にある一定の距離から客観視を続けるために、まるで心が暴走する身体と切り離されてコントロールが効かなくなってしまったような感覚だ…