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鏡の中にある如くのlanouvelleluneのレビュー・感想・評価

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)
4.2
そこまで長くない尺の中に、キャラクターたちのエッセンスがギュッと詰まっていて、結局何度も戻って観返した。各々の眼がいくつもの事柄について発信していて、それだけでも結構満足させられる。
全てのカット、全ての台詞に意味があり、全ての台詞がない瞬間にはそれ以上の意味があった。
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『叫びとささやき』でも思ったが、風音と足音と息づかいしかない空間で、顔に当たるライティングの影が変化していくのを見るのが本当に楽しい。画面の端で焦点がずれているのも魅力的。
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