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ペネロペ・クルスの 抱きしめたい!のRandBのレビュー・感想・評価

3.0
ビートルズに興味があり、鑑賞。

ビートルズの追っかけがきっかけとなり、運命の出会いを果たした男女。
情熱的な愛情に身を焦がし、それぞれが家庭を持った後も、関係を続ける彼らの姿を数十年に渡って描いたラブコメディ。

冒頭10分間の展開が、あまりにもイメージと異なりすぎて、借りるディスクを間違えたのかとマジで焦るほどの、ジャッケット詐欺映画。

地獄の数分を超えると、やっと、ペネロペ・クルスが登場し、明確にゼメキス監督の『抱きしめたい』パロディが始まるので、そこそこ期待をするものの、それ以降、ビートルズが本質的に登場するわけではなく、なんなら、中盤でペネロペ・クルスも登場しなくなるので、「やっぱり、ジャッケット詐欺映画かよっ!」と壮大なツッコミをせざるを得ない、ポンコツ映画。

まぁ、とはいえ、これは完全に宣伝のためにつけられた邦題が悪いわけで、逆に割りきってみると、それはそれで、無茶苦茶過ぎて、面白かったりもする。

いまや、終わコンと言っても、過言ではない、人気女優の「お色気コメディ」的な馬鹿馬鹿しい展開は、かえって面白いし、舞台設定がコロコロ変わる荒唐無稽な場面転換には、もはや清々しささえ感じたり。

スペイン映画ならではなのか、あの手この手で、不倫を続け、情熱的な愛に身を焦がす主人公の価値観が、あまりにも日本とは異なりすぎて、逆に楽しかったです。笑


<<エログロおバカメーター>>
エロ ☆×3.0
グロ ☆×0.0
バカ ☆×4.0

・エロポイント
明確にそういうシーンは登場しないものの、ペネロペ・クルスさんが、いちいち、誘惑的な台詞を連発してくるので、ファンの男性は観てもいいのかもしれません。

・おバカポイント
自分の都合で主人公に迫ったり、離れたりという利己主義なヒロインが悪女過ぎて笑う。
お金のためには仕方がないと語る彼女ではあるものの、それも、自分のためじゃねぇかっ!とつっこまずにはいられなくなった。笑
そして、なんといっても、後半の一時間、役者が唐突に変更され、熟女カップルの不倫を、ひたすら見せられるというのがシンプルに悪夢でしたね。笑
まぁ、それはそれで面白かったんですけど。笑
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