Jimmy

眠りの館のJimmyのレビュー・感想・評価

眠りの館(1948年製作の映画)
4.3
シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。

ある女性が突然「ここは何処!列車!おろして!」と騒ぎ出すところから始まり、この女性クローデット・コルベールを夢遊病か精神病と思わせようとする夫の企みを描いたノワール映画。
監督はダグラス・サーク。

夫に薬を飲まされて死にそうになるクローデット・コルベールをハラハラしながら観る作品だった。

クローデット・コルベールは良家の娘で財産あり、豪邸に住んでいる。屋敷の立派さは、下から見上げる階段シーンが印象的。

最初は本当にクローデット・コルベールがおかしいのかと思ったら、途中から「夫が悪そうだ…」、「夫が他の美女と浮気している…」のがチラチラ映り始めて、この先どうなるの的展開を見守る。

しかし、川本三郎さんの本「サスペンス映画ここにあり」は愛読書だが、あの本に紹介されていない佳作がけっこうあるなぁ~、と思う。
これだから映画を観るのは止められない…(笑)
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