たむランボー怒りの脱出

ロバート・アルトマンのイメージズのたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

5.0
再見。映画を見ている間中、ずっと何かを見間違えてるような気にさせられるというか、ひたすらそんな感覚に陥り頭が混乱してくる、やはり異常な映画。さっきまで目の前にいた相手が別人(たいてい嫌いな人や忘れたい人)に変わってる、みたいな場面は他の映画でもよくあるし、この映画でもそれが多用されるのだが、凄いのは、それが頻繁になるにつれて「あれ、これは俺の見間違いか?」みたいな感覚に陥る瞬間がある、人が別人に変わってる光景が作り手の演出ではなく、本当にこちらの認識がバグってきてるんではないか?みたいな気にさせられてしまう、という所で、本当に観客の頭をおかしくさせようとしているような節がある。