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ファンボーイズのarchのレビュー・感想・評価

ファンボーイズ(2008年製作の映画)
3.5
中学生ぶりくらいに観る

改めて観ると『ノッキングオンヘブンズドア』と何ら変わりない死を目前としたご褒美のようなロードムービー。
劇中の旅の中で病気についてはほとんど触れず 楽観的なロードムービーに徹しているのが逆に涙を誘うようで…

いま見るとかなりキツイジョークもあるのだが、キャリー・フィッシャーとの掛け合いなんかも含めてこれ自体が、一つのファンの生前葬みたいになってる。

ファントム・メナスの評価は悪く、個人的にもあんまり好きじゃない。だが、スターウォーズは既にある種のムーブメントになっていて、それはもう一本の映画としての扱いを逸脱していた。(少なくとも当時は)
だから彼らにとって、特に死を目前とした彼にとってその映画がつまらないかは多分関係がない話で、そのムーブメントに付随したロードムービーとしてやはりすごく感慨深いものにはなっている。
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