ガブXスカイウォーカー

ミッションXのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

ミッションX(2004年製作の映画)
3.5
《あらすじ》
ある日父親が古傷で倒れ、多額の手術費が必要となった12歳の少女・マディ(クリステン・スチュワート)は、友人のオースティンとガスと共に銀行強盗を決意。そこはママがセキュリティーシステム担当の銀行だった。

主役のクリステン・スチュワートはまだ13歳くらい。この頃から少しきつめの顔しており、早くも華麗に着飾ったり、高所のアクション(一部スタント併用)をこなしたりと大活躍だ。少年二人が自分を取りあえば、二股をかける魔性の女ぶりを見せて、笑わせてもくれる(もちろん後でばれる)。早くも大女優の片鱗がうかがえるではないか。
さて、本編は少女と少年二人が銀行に忍び込むと言う、珍しいプロットで、ルパン三世やキャッツアイ並みの泥棒アクションあり、ゴーカートのカーチェイスありとそこそこ楽しませてはくれる。だが、大金を盗み出したことがばれても、ママがセキュリティの確認テストだったと言い訳したら、それが通ってお咎めなし。しかも銀行やニュースを見た人達が同情してパパの手術台を寄付してくれて、すべてうまくいってしまう。
ぬ、ぬるすぎ!
まあ子供向けの作品だから仕方ないか。クリステン・スチュワートたちが少年院に入れられる結末なんて誰も観たくないしね(俺は観たかったが)。本作はクリステン・スチュワートのファンとか少女や少年たちの活劇を好きな人ならばお薦めであろう。

日本語吹き替え版のクリステン・スチュワート役は新井里美。『とある科学の超電磁砲』シリーズの白井黒子や『オオカミさんと七人の仲間たち』のナレーションなど変な声しか出せないと思われがちだが実は普通に可愛い声も出せるのだ