マテ

キング・アーサーのマテのレビュー・感想・評価

キング・アーサー(2004年製作の映画)
3.1
全く好みじゃない。イマイチ盛り上がりにかけるし、突っ込みどころが多くて物語に入り込めないし。でも大好きなマッツがいつ出てくるか分からないから画面から目を逸らせない。好きじゃないものを真剣に見続けるのは、とても苦痛だった。
トリスタンは画面の端にいるばかりで、アーサーとランスロットばかりがフィーチャーされている。でも僅かしかないトリスタンの見せ場が本当に美しくて、見逃したくなくなってしまうから、意地と気合いで頑張った。せっかく推せそうないいキャラなのに、トリスタンの人間性を少しも掘り下げてくれないのつらい。お話は好みじゃないし、アーサーも好きにはなれないが、マッツのビジュアルと演技は本当に素晴らしかった。長めの前髪と寡黙な雰囲気が色気を醸し出す。彼は最後に「自由」を目にして死んだのだろう。その点には救いを見出せた。
余談だが、ハンニバルS1を観た後だからか、ヒュー・ダンシーの笑顔を見ると(とはいえ、そんなに笑わないのだが)とても安心する。元気そうでよかった。
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