Maoryu002

奇跡が降る街のMaoryu002のレビュー・感想・評価

奇跡が降る街(1991年製作の映画)
3.2
ニューヨークで、生まれた時から運に恵まれてきたフランク(アンソニー・ラパリア)は、手に入れた宝くじの最終候補50人に選ばれる。一方で、父親(ダニー・アイエロ)がギャングに借金をしていることを知り、フランクはある決断をする。

すごくいい話なんだけど、あまりハマらなかった。
幸運と夢と家族愛の組み合わせによって、幸福とは何かが語られる。

登場人物は、みんな手放しに褒められる人生ではないし、家族は当たり前にぶつかり合い、1970年代のニューヨークの風景とともに、とても生活感やリアリティが感じられた。

一方で、何度も語られる “生まれもっての幸運” はこの映画ではあまり重要ではなかったような。
宝くじの幸運でも大統領のような偉業でもなく、シンプルな家族愛によって電飾に名前を光らせる親子愛の物語だった。
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