PANDADA

RPGのPANDADAのレビュー・感想・評価

RPG(2009年製作の映画)
3.0
ヴァイキングの姫エヴリニアが神官マータグに攫われた。ヴァイキングの長ビョルン・マグヌソンは奪回を主張するが、アーガイル王はエルフ達を手を組み体制の立て直しを優先する。
というのは、ロールプレイングゲームでのお話。大の大人達がコスプレして大規模なごっこ遊びに興じる中、エヴリニア姫ことリンの彼氏で、ビョルンの弟エリックは自分の元を離れ、男達と寝起きを共にしてこの遊びに夢中な彼女の事で気が気でなく、この遊びの会場に入り込むが、、、みたいなお話。

飛び込んで来た異分子によりイベントや人間関係が崩壊するというお話で、ありがちと言えば、ありがち。
ただ、「ロールプレイングゲームにハマるいい年した大人達」という世界観をかなり上手に具現化しています。

「勝負ありだ!10回は打った」
「ウソだ!1回だけだ」
「お前は死んだの!」
「だってこれ魔法のマントだもん」
「じゃあ、こっちは魔法の剣!」

のやりとり大好きです(笑)。
ちゃんとルールを管理する「仲裁者」もいたりと、かなり凝っています。

無邪気過ぎる兄とビッチな彼女のせいでとんでもない目にあう弟ですが、彼も彼で問題ありかな。

マニアック過ぎる設定と救われないストーリーで、観る方をかなり選ぶ作りですが、無論、私はこういうのが大好物です(笑)。
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