ウォン・カーウェイ監督の『楽園の瑕』(1994年)の制作が進まないが、豪華キャストを抑えてしまっているのに勿体無い。じゃあ、空いている時間でサクッと娯楽作を作っちゃえ!と出来上がった正月のコメディー映画です。
原作(というか原案)も『楽園の瑕』と同じ金庸の武俠小説『射鵰英雄伝』です。『楽園の瑕』がシリアスな文学調だとしたら、こちらは徹底的なギャグ。ちゃらけた役が多いジャッキー・チュンはまだしも、トニー・レオンはこんな役もできるんだ!とかなりびっくり。そして、下ネタ多すぎ😂
もう、(キャストのギャラ以外は)全くお金がかかっていない。すっごく低予算で、すっごく適当。そのユルユル感がむしろ好ましい。お正月映画なんだから、こういうのもいいよね!ということで、自分の評価も『楽園の瑕』より高くなってしまうのでした。