KnightsofOdessa

コールドプレイのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

コールドプレイ(2006年製作の映画)
3.0
[ノルウェーの雪山は危険がいっぱい!] 60点

そうそう、イギリスのロックバンド"コールドプレイ"のドキュメンタリー…ではないのはジャケ写を観れば明らか。今やハリウッドで活躍するイングリッド・ボルゾ・ベルダルの初期代表作。彼女が主人公なのにジャケ写はベルダル姐さんじゃなくて、その友達という謎仕様。

昔少年が失踪した雪山にスノボしに来た大学生五人組。なんか観たことある…そう、『処刑山』的展開である。ノルウェー雪山系映画というジャンルがあるのか知らんが、いつも通り隔絶されすぎた世界である。カップル二組と冴えない兄ちゃんという取り合わせも同じだ。遊んでいると冴えない兄ちゃんモルテンが足を折ってしまい、近くにあったロッジの廃墟に避難することに。しかし、そこには殺人鬼が潜んでいたのだ。ナチゾンビじゃなかった(知ってたけど)。

『キャビン』でも語られた法則によってサクサク殺されていくのはまぁ平時通り。廃墟でセックスしたカップルが死ぬのもお約束。1975年から放置されている廃墟に電気が付くのもお約束。殺人鬼がどうして殺人鬼になったのかも、なんでこんな場所を選んだかも謎。

ただ、一つ言わせていただくと、そんなことは承知の上で、今ではアクション女優として『ヘラクレス』だの『ウエストワールド』だのに出演しているベルダル姐さんの活躍を観に来たのである。あんまり活躍しなかったけど結構楽しめた。
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