のうこ

誤発弾ののうこのネタバレレビュー・内容・結末

誤発弾(1961年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

歯が痛いと同僚に訴えながらも、貧しい生活を生きる主人公。母親はキチガイ、弟は学校もいけず、義弟は銀行強盗、妹は売春婦になり、妻は死ぬ。まだ歯は痛いので歯医者にいく。しかし歯医者でもまともな治療を受けられず、まるで廃墟のような生気の無いソウルの街並みをとぼとぼと歩きながら、タクシーに乗り込み、妻が死んだ病院や弟が捕まった警察署に行き、どこに行けばいいのかわからなくなる。口から血を吹き出しながら、「おれをどこかへ連れて行ってくれ」と叫ぶ。

疲れ切ったソウルの街並みがヤバイ。
銀行強盗を犯した義弟が逃げるときに、廃墟を逃げていくと首を吊った女とその死体にすがりつく少年がフレームインしてきてマジでビビる。ただ少し露悪的すぎる気がするし、ラストまではちょっとかったるい。
のうこ

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