hikumahika

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかのhikumahikaのレビュー・感想・評価

4.0


【ピーター・セラーズひとり三役の怪演】

大統領以外ひとりとしてまともな登場人物いない核戦争クライシス作品。

それでもみんな一応はそれぞれに信念に基づいて(あさっての方向の)努力はしていたのに、自分の妄想が発端にもかかわらず拷問を嫌ってさっさと自分から逝ってしまうリッパーの無責任さよ。

クライマックスのDr.ストレンジラブのカクンカクンの演技を取り囲んで見てる人たち、何人かは堪え切れずに含み笑いしてるよね?
これは脚本通りなのか、演技ミスなのか。

ラストのキノコ雲を皮肉たっぷりに美しく見せてしまうキューブリックの手腕はさすが。
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