このレビューはネタバレを含みます
ネタは豊富でそのひとつひとつに精通してなくてはならず、火を使ったり水を使ったり調理する工程がないから、全てに気を使う。この究極のシンプルな食べ物、だからこそこんなに芸術になるのだろうか。
そんなにうまい寿司なんて食べたことはないけれど、たしかに映像から伝わってくる寿司のうまさがすごい。
寿司職人の「これはこう!」みたいなものが伝わってくるんだけど、言語化されてないところが良かったよね。多くを語らず、美味い寿司を作る、これよ。
ほとんどエピソードもないのに寿司の美術と二郎さんの所作だけで見せてくれる。この監督もすごい。
このみんなが作る芸術に3万円、まあ払えないけど食べたいよねぇ。