ヒューマニズムを声高らかに唄う力作。
女性の幸せをテーマにかぐや姫の物語が進みます。女性という枠を取り払って観れば生まれ持った性や身分に縛られず自由に生きよう。と言う解釈にもなり今に通じる普遍的なメッセージを含んだ映画であると思います。
ただし、この作品が最も響くのは翁世代の人かもしれませんね。野山をかけまわり山野でウリやあけびや野苺を食べる。日が暮れるまでキノコや魚をとって、夜は家族みんなで月明かりの中眠る。頭の中は次の日の遊びの事でいっぱい。こんな原体験が出来た方には必見です。
かぐや姫と共に懐かしいあの日々に想いを馳せる。回想法の様なお話です。
追記:
本作の重大なテーマはかぐや姫の罪と罰でしたね!様々な罪と罰に目を向け、考える必要がある作品です。