ごーれむ

劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOMEのごーれむのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

チャリティー配信にて2回目

最高だった。
高校卒業直後に観てから8年経って見返したわけだが、当時より何倍も面白かった。ここ8年で色々な作品に触れたり社会人を経たことによって、1回目では分かっていなかった良さが分かるようになったからだろう。

当たり前だけど、母親も自分と同じ人間で10代の葛藤で輝きたいと願ったり、恋をしたり、子供ができて「負けられない」という女将の思いに気づいて勇気づけられた過去がある。
そんな思いを持って日々ぼんぼって仕事して育ててくれていたんだ、と分かる子供目線の気づきの高揚感に合わせて、日陰からゆっくり抜け出しながらさつきが走り出してnano.RIPEの神ED「影踏み」がかかるラストが爽快感に溢れていて最高。
子供のためにも、もそうだが、女将さんにも負けられない、と言う意味もあって、それがアニメ版最終話の
女将「憎たらしい母親で居続けてやるよ、アンタのためにもね」
さつき「ありがとうございます、お母様。」
につながって親子のやり取りの重みが増してくるのも憎い演出だった。

こんな素晴らしいものを見せてもらったからには、舞台である石川に何か出来ることをしないとな、という気にさせる素晴らしい企画だった。