タキ

オブリビオンのタキのネタバレレビュー・内容・結末

オブリビオン(2013年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

レビューを見るとみなさん思われてるように設定、ストーリーともに面白いのにもったいない感がスゴイ。
60年前に地球はエイリアンに侵略され、人類は勝ったものの放射能汚染された地球が残ってしまうという世界観を登場人物ふたりだけで小一時間見せていく。そしていわくありげな女が空から降ってくる。男1人に女2人、荒廃した地球というSFの画面から急に痴話喧嘩がはじまりそうな雰囲気に。この急降下に耳がキーンとなったところでやっとスカヴなる集団がハッキリと姿をあらわし物語が動き始める。ここからの謎解きはけっこう面白い。マルコムの説明セリフが多いのはちょっと気になるが、全部トムクルーズの顔をした殺人兵器がゾロゾロとテックから降りてくる場面を想像して楽しくなった(笑ってはいけない宇宙戦争)しかし最大の問題点はラストにある。ジャックが命をかけて人類を、妻ジュリアを救って3年。湖畔の家に幼子と暮らす彼女の元に死んだはずのジャックが現れる。49号にふん縛られて放置されてた52号なのは分かるとして、49号にのされて縛られた後全く登場しない彼があの人類を救ったジャック・ハーパーと同一人物として納得できるだろうか。はたして今まで見たものがクローンだから同じと割り切れる話だったのか、テーマの根幹を揺るがす大事件ではないか。ほかにも地球上にジャックのクローンいるんじゃないの疑惑も払拭できない。そうするとヴィカもセットでいるわけで、ますますわけがわからなくなってきた。
監督はハッピーエンドで作りました!と思ってそうでなんとも…

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