精神病棟から解放されたのに町からは出て行こうとしない患者たちの姿が、開け放された檻から出てこようとしないサーカス団に飼い慣らされたライオンと重なるようで物悲しい。
自由と安全は半径5m以内にあるのか…
これぞ映画、と思った。私は映画を観たんだ、と思った。いいものを、あったかいものをもらって、帰ってくる。そういうよさ。人生をラッピングしてくれる、これが映画だって。
無料だからという理由でなんとなく観…
第一次世界大戦末期、フランスのとある小さな国も被害を受け、残ったのは精神病棟のみ…
彼らが何の病なのかは分からないけれど、社会的に「ズレている」と見られる精神患者と戦争の狂気を対比して、果たしてどち…
『リオの男』『カトマンズの男』のフィリップ・ド・ブロカ監督による戦争ブラックコメディ。
第一次世界大戦末期。敗走中のドイツ軍が北フランスの小さな街に巨大時限爆弾を仕掛けて撤退する。
〈どっちが変…
©1966 – Indivision Philippe de Broca