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ヘンゼルとグレーテルのsumiccoのレビュー・感想・評価

ヘンゼルとグレーテル(2007年製作の映画)
3.5
山で事故にあった男が
目を覚ますと
そこは深い森の中で。

ランタンを持ち
赤いケープをまとった少女と出逢い、
不思議な洋館へと導かれると
そこは…

という
童話色を前面に出したファンタジーホラー。

"ホラー" という語句を省いて紹介したら
軽く批判はされそうな程度に
ちょこちょことは怖いんですけど
ホラー耐性レベル2ぐらいの方なら
無理せず完走できそうです。


タイトルにもなっている童話は
あるすじというより
この映画の鍵となっています。

これまで
勧善懲悪の物語という認識だったんですけど
ヘンゼルとグレーテルの境遇を
現代に当てはめて
改めて見つめ直してみると
そうか、
こういう解釈と矛盾が生まれるなあ、って。

「森の外の子どもたちはみんな◯◯なの?」


予想外に
ほんのちょっと泣けました。
主人公の選択が
ものすごく理解できるからこそ
あたしの中の "大人" が痛んで。

ド直球のファンタジーなところも含めて
韓国テイストがよく合う一本。す
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