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ミークス・カットオフのKのレビュー・感想・評価

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)
5.0
アメリカ人監督がネイティブ・アメリカンへの虐殺・支配の歴史を批判的に描くというだけでも意義深い。スコセッシの『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』といい、アメリカも少しずつ変わってきているんだな。
それにしても劇中こんなに景色が変わらない映画も珍しい。回想シーンすらないから、観客も果てのない荒野で登場人物と同じように行き場のなさを味わう。
それでもサスペンスを起こし続けて飽きさせないからすごい。
『ミークス・カットオフ(ミークの分かれ道)』というタイトルも、鑑賞中に何度も頭をよぎり、効果的。
ケリー・ライカート、これからもたくさん映画作って欲しい。現在60歳。まだまだいける!お願いします!
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