トラス・オス・モンテスの作品情報・感想・評価

トラス・オス・モンテス1976年製作の映画)

製作国:

上映時間:108分

4.1

『トラス・オス・モンテス』に投稿された感想・評価

オリヴェイラのような優雅さとは異なり、モンテイロのような人を食ったような道化もなく、コスタのような暗がりとも異なり、ローシャのような死の気配とも異なり、緩やかなポルトガルの大地の時間を捉えることの幸…

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アントニオ・レイス。

ポルトガル語で「山の向こう」を意味するトラス・オス・モンテスは、国土の北東部、スペインと国境を擁する州であった(現在の統治区分ではアルト・トラス・モンテス準地域)。
ドイツの…

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映画との出会い。
仕事終わりに観たこともあり、分からないことも多かった。眠かったし。

次の日の朝、通勤時にこの映画を反芻したときのあの気持ちや高揚感、世界や自分への肯定感。この気持ちは、唯一無二か…

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mingo

mingoの感想・評価

4.3

コスタが言及してただけあってとんでもない傑作…DVD欲しい!心に染み渡る一本を探して今日も重い足で映画館に…分かる分からないの前に見入ってしまう映像のカメラワーク画角そしてそれすらを飲み込む自然、グ…

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トラス・オス・モンテス地方の村。子供の小さな冒険。不思議な洞窟。祖父の遺品の発見。遠ざかる父を、見えなくなるまで見送る少年。その少年の長い影。自然と村人たち。人がいて、村があり、自然がある。『木靴の…

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味

味の感想・評価

3.9
アテネ・フランセシネマテーク 映画の授業
Cinémathèque de l'Athénée Français ―Leçon de Cinéma 2022

ただ眺めてるだけでめちゃくちゃ幸せなやつですごくよかった。話は全く追えなかったし追わなかった(諦めた)。ただただ美、、、と思いながら見た。何でもないことのように淡々とこういうイメージをフィルムに刻み…

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7子

7子の感想・評価

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宝石みたいな氷と、氷の下に横たわる魚の死骸
去っていく父の背に向かって手を振る、三度、長い影
五代後の世界に迷い込む、白い鳩と黒い鳩が一羽飛ぶたびに時が経ったのかもしれないし、二人でころころ転げ回っ…

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昼寝

昼寝の感想・評価

4.8

前半は幼い兄弟のちょっとした冒険物語で、凍えるような冬の川、父を見送る道に伸びる長い長い影とか、真っ暗な夜の駅とか、とにかく美しくて超良かった。中盤で2人が突然タイムスリップして、突然ドキュメンタリ…

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湿疹

湿疹の感想・評価

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エリセっぽいロングショットで切り取る暖色の景色があり、不思議な時間の横断もあり(洞窟のところが衣装も相まってパラジャーノフみたいだった)、音の異化もあり、急に非慣習的な切り替えしもあり……と並べても…

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