オリヴェイラのような優雅さとは異なり、モンテイロのような人を食ったような道化もなく、コスタのような暗がりとも異なり、ローシャのような死の気配とも異なり、緩やかなポルトガルの大地の時間を捉えることの幸…
>>続きを読むアントニオ・レイス。
ポルトガル語で「山の向こう」を意味するトラス・オス・モンテスは、国土の北東部、スペインと国境を擁する州であった(現在の統治区分ではアルト・トラス・モンテス準地域)。
ドイツの…
映画との出会い。
仕事終わりに観たこともあり、分からないことも多かった。眠かったし。
次の日の朝、通勤時にこの映画を反芻したときのあの気持ちや高揚感、世界や自分への肯定感。この気持ちは、唯一無二か…
コスタが言及してただけあってとんでもない傑作…DVD欲しい!心に染み渡る一本を探して今日も重い足で映画館に…分かる分からないの前に見入ってしまう映像のカメラワーク画角そしてそれすらを飲み込む自然、グ…
>>続きを読むトラス・オス・モンテス地方の村。子供の小さな冒険。不思議な洞窟。祖父の遺品の発見。遠ざかる父を、見えなくなるまで見送る少年。その少年の長い影。自然と村人たち。人がいて、村があり、自然がある。『木靴の…
>>続きを読むただ眺めてるだけでめちゃくちゃ幸せなやつですごくよかった。話は全く追えなかったし追わなかった(諦めた)。ただただ美、、、と思いながら見た。何でもないことのように淡々とこういうイメージをフィルムに刻み…
>>続きを読む宝石みたいな氷と、氷の下に横たわる魚の死骸
去っていく父の背に向かって手を振る、三度、長い影
五代後の世界に迷い込む、白い鳩と黒い鳩が一羽飛ぶたびに時が経ったのかもしれないし、二人でころころ転げ回っ…
前半は幼い兄弟のちょっとした冒険物語で、凍えるような冬の川、父を見送る道に伸びる長い長い影とか、真っ暗な夜の駅とか、とにかく美しくて超良かった。中盤で2人が突然タイムスリップして、突然ドキュメンタリ…
>>続きを読むエリセっぽいロングショットで切り取る暖色の景色があり、不思議な時間の横断もあり(洞窟のところが衣装も相まってパラジャーノフみたいだった)、音の異化もあり、急に非慣習的な切り替えしもあり……と並べても…
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