少し長さは感じてしまったが、良い映画だった。
愛の形とは。もしあなたの最も愛している人の心が、同じ性別だったら。愛し続けられるか、同じままでいられるか。今のように、性の多様性に理解が進んでいなかった頃、トランスジェンダーのパートナーを持つということが、いかに社会的に大きなことであるか。
主人公2人の迫真の演技が、心の奥底で愛し合っているが、家族、仕事、様々な社会のしがらみに妨げられて、思うようにいかないそのもどかしさを観ている側に伝えてくれた。ロランスが徐々に美しくなっていくのも見ごたえがあった。
