のんchan

ハゲ鷹と女医ののんchanのレビュー・感想・評価

ハゲ鷹と女医(2010年製作の映画)
3.7
アルゼンチン🇦🇷映画って面白いのが多いんです。
アルゼンチンのスター俳優リカルド・ダリンと監督も熟る実力派女優マルティナ・グスマン共演⭐️


アルゼンチンの交通事故死は1日22人、年間で8千人(負傷者12万人)10年間では10万人が死亡する。35歳以下の主な死因である。
と始まるオープニングに流れる音楽は、打楽器ベースで緊張感を盛り立てる♫
事故保険金をめぐり、賠償請求を商売にする闇社会のお話😨


交通事故の示談を専門としている弁護士のソーサ。しかし彼の法律事務所は被害者へ斡旋した保険金・示談金をピンハネしている悪徳組織だった。
ソーサは仕事に不承で不満を感じている時、病院で知り合った若い女医ルハンと恋仲となる。懸命な働きで自らの身体を薬物で麻痺させながらも人命救助に励むルハン。
ソーサは独立して誠実な弁護活動を目指そうとするが、事務所は辞めさせたくないため、ルハンに圧力を掛け始める...
医療、保険、弁護、警察の闇が絡み合う。


この作品公開の少し前にブエノスアイレスで暮らしていたが、常々気に掛かっていたのは、医療従事者が非常に多いと言うこと。
交通機関を利用すると様々なカラーの医療ユニフォームを着ている人々が目に付いた。日本ではそのままの格好で電車やバスに乗るなんて有り得ない😮ってとこだが、医師や弁護士は日本と比べるとステータスが低いと感じていた。
実際、現地で知り合った友人たちの多くは弁護士だったり医療関係者だった。


平均スコアがまた低いが、医療現場のリアルさも良かったし、実際に起きていそうなリアリティ、そして大人の恋愛もスリリングで私は良かった✨
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