2013年、フランシス・ローレンス監督、サイモン・ボーファイ、マイケル・アーント脚本によるSFアクション・アドベンチャー。
2012年に始まる『ハンガー・ゲーム』シリーズの第2作目。
前作で失態を咎められスノー大統領により自死に追い込まれたゲーム・メイカー、セネカさんに代わり、後任としてプルタークさまがご登場、演じるのはフィリップ・シーモア・ホフマンさん。
ワタクシ、今回はホフマンさんの演技を楽しむためだけに、1作目から再視聴をしております。
いやはや、芸術的なお髭をたくわえられたセネカさんと打って変わって、プルタークさまの外見はいたって自然ごく平凡、しかし演じておられるのはホフマンさんですから、安心安定の存在感。
それにしても「セネカ」から「プルターク」とは、なかなか味のある役名、お二人とも時代は違えども帝政ローマで哲学を修めた人物。
セネカは政治家の道に進み、実際に自死に追い込まれております。
プルタークは50歳を過ぎても精力的に執筆活動を行った著述家でご長命。惜しむらくはフィリップ・シーモア・ホフマンさんが2014年、46歳の若さでお亡くなりになられたこと。もう10年も前のことなんですね。
それはともかく、前作の二番煎じ、同工異曲かと思わせつつ、「ハンガー・ゲーム」それ自体を越えて行く終盤の展開は興味深いところでございます。