泡沫

フライング・ギロチンの泡沫のレビュー・感想・評価

フライング・ギロチン(2012年製作の映画)
3.0
若きメンバーの紹介から始まるので元祖「血滴子」のリメイクかと思いきやボスはジミー・ウォング。えっそっち?でも恐ろしい武器を操る影の暗殺部隊であるにもかかわらずメンバーの絆が深かったりずいぶん無邪気だったり、やっぱりショウブラザーズのやつっぽいし他にもあっ!と思うシーンがチラホラ。にもかかわらず終始なにか物足りないというか盛り上がらなかった…。隊長・冷は海都というか皇帝と血滴子(部隊)の板挟みでありつつ民族という意味でも同じでなかなか悩みが深いのだが、そこになんだかよくわからない穆森の行動が重なって混乱してしまった。
腕に巻きつけたチェーン状の得物を鎌のようなランチャーをもちいて飛ばす血滴子(武器の方)はなかなか考えられててカッコいいのだが、その暗躍よりも天狼が率いる村の描写がちょっと長すぎ、描きたかったのはここなのか?満・漢分け隔てすることなく治めれば反乱など起きないですよという冷の進言はいいとしても融和政策で繁栄を築いたというエピローグは色々考えてしまったな。乾隆帝は実際漢民族と縁が深かったのか?それとも書剣恩仇録が元なのか!?
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