このレビューはネタバレを含みます
大事なことが言及されていた。「時間の固有性」と「場所の独自性」。
人は場所や時間の普遍性にうなだれひざまずきあきらめ沈み込む。だけども、もしかしたらそれは絶対の真実ではないのではないだろうか。そう、…
姉(倉田あみ)が突然実家に帰ってきて、弟(松田洋昌)と散歩する短編。三重県いなべ市を舞台とした吉本興業の「地域発信型映画」だが、「田舎っていいよね」的な緩い雰囲気は一切なく、いなべ市を生と死の混在す…
>>続きを読む就寝前にピッタリの映画でした。
人の意識は限りなくゼロに近づきながら生き続ける。トモヒロの喪失感と街の不思議と。ひとときの邂逅。死者からのハッビーバースデー。ないまぜになる。
ラストの夜景に全てが…
人それぞれ違う時間が流れている。本作で17年ぶりに突然実家に子供を抱えて帰ってきた姉が言う台詞。まさに深田晃司作品の重要なテーマである。
水が不可逆的に登っていく滝を効果的なきっかけとして、いなべ…