いなべに投稿された感想・評価 - 4ページ目

『いなべ』に投稿された感想・評価

gagasho

gagashoの感想・評価

2.8
We are One
電車のシーンであっと思った。
水が逆さまに流れる滝のあたりから、異界間が漂う。

しかし吉本芸人がでてくると気が削がれるなーw
謎のサッカーボール回してるシーンは面白かったけど。

このレビューはネタバレを含みます

大事なことが言及されていた。「時間の固有性」と「場所の独自性」。
人は場所や時間の普遍性にうなだれひざまずきあきらめ沈み込む。だけども、もしかしたらそれは絶対の真実ではないのではないだろうか。そう、…

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Kuuta

Kuutaの感想・評価

3.7

姉(倉田あみ)が突然実家に帰ってきて、弟(松田洋昌)と散歩する短編。三重県いなべ市を舞台とした吉本興業の「地域発信型映画」だが、「田舎っていいよね」的な緩い雰囲気は一切なく、いなべ市を生と死の混在す…

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このレビューはネタバレを含みます

吉本がこれを作った経緯がめちゃくちゃ気になる。

絶滅しても「知ったこっちゃない」って割り切って成仏できるといいな、お姉ちゃん…
死んでも意識は消えないという死生観なら、少しは楽になれるかもしれまへん
#WeAreOne
Mypage

Mypageの感想・評価

3.6
「俺、そろそろ帰るわ」
「今日俺、誕生日なんだよ」
「ハッピーバースデー」

就寝前にピッタリの映画でした。

人の意識は限りなくゼロに近づきながら生き続ける。トモヒロの喪失感と街の不思議と。ひとときの邂逅。死者からのハッビーバースデー。ないまぜになる。
ラストの夜景に全てが…

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りっく

りっくの感想・評価

3.7

人それぞれ違う時間が流れている。本作で17年ぶりに突然実家に子供を抱えて帰ってきた姉が言う台詞。まさに深田晃司作品の重要なテーマである。

水が不可逆的に登っていく滝を効果的なきっかけとして、いなべ…

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三重県いなべ市。
ほとりの朔子に繋がるかんじがする。
姉と弟の話。
長いすべり台、私もあのすべり台で子どものときよく遊びました^ ^
この映画で姉が常に抱いている赤ん坊からは小津の『風の中の牝鶏』と同じ不穏な香りが漂っている。
端的に言えば赤ん坊が死体に見えるというか、「物」感が強調されている。

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