ベイマックスはケア・ロボットとしてヒロの健康をサポートする。ここでの健康は身体的なものに限らず、精神的なものも意味する。
(それでもヒロの神経伝達物質が上昇したことを確認し、水面スレスレを飛行するのはたいへん危険であるが)
ギュッと抱きしめる以外にもケアロボットとして〝問いかけ〟を必要な場面で投げかけていたのが興味深かった。
カウンセリングやコーチングにおいても錯乱した相手に問いかけることで自ら答えを発見させる手法はよくとられている。
ベイマックスを戦闘用にアップデートするヒロはマイクロチップを復讐の目的に転用する教授とそう変わらない。
科学も使い方を誤れば凶器になることをベイマックスは教えてくれる。
放題はベイマックスだが、元々のタイトルは”Big Hero 6”ということもあり、突然戦隊モノになるのも納得できた。