ゆずきよ

夜に生きるのゆずきよのレビュー・感想・評価

夜に生きる(2015年製作の映画)
2.8
監督、脚本、主演ベン・アフレックのクライム映画。
前情報はあまり無い中で観ました。
どういう経緯でマイリストに入っていたのかも覚えていませんが、鑑賞記録です。

物語は、警視正の息子でありながら盗みなど悪事を重ねる青年が恋に落ちた相手は、ギャングのボスの情婦だったというお話です。
元ネタは小説との事。
表現が正しいかは分かりませんがぬるっと物語は進んでいきます。
ノンフィクションかなと思うほどリアルかと思えば、そんなわけないっていうような展開もあったり、どういう心持ちで観ていいのかが難しかったです。
ギャング映画の部類に入りますが、ドンパチは控えめ。
なのにベン・アフレックの信念とか主張がイマイチ見えてこないんですよね。
人を殺さないとは言いつつも部下にはやらせるし、恋人の復讐かと思いきや別の人と恋仲になるし、大切な人で強請るという自分がされて嫌だった事も平気でやるし。
悪党になりきれない悪党という私が一番嫌いなタイプの男な気がしてしまいました。
映像やあらすじは面白い所もあるし、個人的にはエル・ファニングがとても好演かと。
台詞回しも良くて好みな雰囲気はずっと続いていただけに少し残念。
終盤にしてもこれからどうなるの?という所で終幕。
うーん。私にはあんまり合いませんでした。
ゆずきよ

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