のんchan

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争ののんchanのレビュー・感想・評価

3.8
ジャック・タチ監督が脚本し、自ら演じる主演ユロ氏のシリーズ❗️
今作は第4弾らしいが、ジャケがお洒落なのでコチラを覗いてみました💫

1971年製作、シンプルでありながらセンスに満ち溢れた色合い(車、建物、衣服、小物)が目の保養🥺
時代風刺、皮肉、洒脱、ジョーク、サービス精神。たまに過剰なおふざけがありつつも飄々と。
ユーモアたっぷりでクスクスッとさせられる。


フランスの自動車メーカーのデザイナーをしているユロ。アムステルダムのモーターショーへ自作のキャンピングカーを展示する為にパリから国境を越えて移動するが、渋滞や事故やさまざまなトラブルが待ち受け四苦八苦する。

同行するのは、ファッションモデルのようなアメリカ人のPR担当マリア。シーン毎に一々お着替えしてトータルコーディネートがお洒落✨ちょっとヒステリック気味だけど、ユロのゆったり構える人間の大きさに次第に穏やかに🧡

結局、辿り着いた頃にはショーは終わっているという始末。
パリへの返路。また渋滞で身動きの取れない道路を、車を捨てマリアと相合い傘☂️で去っていくユロ氏と同じく周りも車を捨て、色取り取りの車の間を黒い傘が模様を作るラストも美しい。

画面に映りこむ物の全ての配置が完璧🤩
車と車のすれ違う様がヒヤッとするけど計算し尽くされている映像に感心するしかありませんでした👏
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