副題に「阿部定の生涯」とあるだけに、定の少女時代から犯行後の取り調べの場面、服役後(ナレーション)まで丁寧に描かれている。
しかし、「愛のコリーダ」を観た後だと、なんとも物足りない。
定がこの犯行に…
阿部定は阿部サダヲの芸名の由来になった人だから知ってた。大林宣彦監督はやっぱり面白い撮り方をする人だ。演劇っぽい感じで好きだった。長いけど退屈しなかった。相手役が片岡鶴太郎なのは何か腑に落ちない。黒…
>>続きを読むいくつも展開されていく大林節が楽しい映画だった。一貫した持続する緊張感は無く、シーンごとの散漫な撮り方がやや集中力を欠いてしまうと共に、演出のドラマ性と大林特有の遊び感覚の演出が相入れなかったのか…
>>続きを読む号外/
前半:娼婦として開発される黒木瞳
後半:その開発の中における至高片岡鶴太郎
この二部構成なんだけど
前半/椎名桔平の写真・追っ手の鏡・屋根裏での早送り
などのフィクション然とした演…
阿部定ものでは「愛のコリーダ」よりよかったけど、時々入るコミカル映像が余計だったし、なにより阿部定が重さもなく渋味もない、軽々しいキャラクターだったのがつまらなかった。
メイクでそのキャラクターが…
大林映画では、時折時間の概念が通常とは異なる。過去が現在で現在が過去であり、流動的に時間が流れている。むしろ輪廻してる感じかな。
従って37歳が14歳を演じるし、年齢が変化しても容貌が変化しない。さ…
阿部定事件を調べていた流れで観たけど、がっかりした。重い内容だから、ドロドロしている映画かと思いきやこんなにコミカルに仕上がるの?
白黒からカラーになったり、変なコミカル劇場が始まったり、性の描写も…