うかりシネマ

X-MEN:アポカリプスのうかりシネマのネタバレレビュー・内容・結末

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

『フューチャー&パスト』の続編で、ウルヴァリンが改変した1973年の10年後が舞台。
前作ポストクレジットで登場した原初のミュータント、エン・サバ・ヌールがヴィランとなる。

マグニートー・ミスティークの扱いやCIAのモイラの再登場、生徒らがメインとなって戦うなど、『ファースト・ジェネレーション』を意識した作劇。前作ラストで語られなかった二人を、過去のタイムラインとは異なり正義の道に戻すことがメタ的な目標で、敵側の描写は大味。

人数を絞ったおかげで過去のブライアン・シンガー作品よりはバトルがちゃんとしているが、『ファースト』ほど噛み合ってはいない。強すぎるクイックシルバーの処理はよかった。
ストーリーの繋ぎ方はかなり強引で、ワープ能力を多用するのに退屈な移動シーンが多い。
予想されたハッピーエンドだが、前作で片手落ちだった部分が望まれたように補完されるのでよかったかな。