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天空の蜂のdarumaのレビュー・感想・評価

天空の蜂(2015年製作の映画)
3.9
GYAO。秦基博くんが主題歌なので観てみた(物凄く軽い動機)。冒頭に「松竹120周年」(だったかな?)と出たので悪い予感しかしなかったけど(大作苦手)、意外と面白かった!息つく間もない展開、これでもかこれでもかと詰め込んで来る。事前に東野圭吾原作も見かけており、テーマは「これか…」って感じだったけど、何故か?あまり悪い印象にはならず。オチの振り方と、ミステリーよりヒューマン重視だからかも。エンドロールで木下グループ!やっぱり私と相性良い。

期待値がかなり低かったせいか、出てくる人がツボに入りすぎて!
(メインじゃないんですが…脇が)
しょっぱなから、あれ?岡田浩暉さん?なんかチョイ役にも豪華な人使ってる…さすが周年作品!という滑り出しから、
航空自衛隊の若い人(飛んだ人)、ずっと福山翔大くんかと思ってたら永瀬匡くん!
全然わからなかった…カッコよかった。(でもこの作品がピークだね)

光石研さん、きたー!
落合モトキ&柄本明コンビ、好きすぎ!!(密かにここが一番テンション上がった)
主人公の奥さん誰だろうと思ったら石橋けいさん!(わからなかった!)
國村隼さんがあまりにも良すぎた。

綾野剛さんはきっとこれで株上げたんですね…迫真すぎました。
(あ、でも、そこのみにて光輝くの次の年なのか)
あの壮絶な切り落とすシーン、綾野さんのアイデアなんですね!(←wiki調べ)凄い…
手塚とおるさんが手塚とおるさんだった(笑)
(この二人が同じ事務所なので、てっきり永瀬くんが福山翔大くんかと思った(福山くんも同事務所)。さすがにそんなに固めてこなかった)

仲間由紀恵さんは堤幸彦監督だからですね。(それ以上でも以下でもなかった)

オチの着け方も嫌いじゃない。

強いていうと終盤の映像がちょっとチャチかったかな…(ラストが失速したので評価-0.1)松竹の限界かなと思った。

でも、どっちにも振ってない(右寄りでも左寄りでもない)感じが、結構好き。問題提起?提示で止めてる感じ?
なんかちょっとFukushima50みがあったんですが(テーマだけではなくて、なんていうか、作りが)、同じ松竹ですね。
あれよりは振ってないと思う。
(このテーマはどうしてもどちらかに振れやすいと思う。難しい…)

なんか物凄くイメージなんだけど、
堤幸彦監督の後継を瀬々敬久監督が行っている気がしますね…
(社会派をエンタメで撮れる人。なんていうか、TBS感?←ニュアンスで解って、笑)

あ、主題歌はめっちゃよかったです!!
傍に居たいよ~(ドラ泣き)より好き。
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