このレビューはネタバレを含みます
人気ヒーロー映画「バードマン」で主演を演じた俳優のリーガン。彼はヒーローとしてのイメージに縛られ落ち目の日々を過ごしていたが、再起を図るためブロードウェイで舞台に立とうとしていた。度重なるトラブルで憔悴していく彼を心の中のバードマンが扇動する……ドラマ作品。
2015年時点でヒーロー映画を揶揄していたのは早かった。
長回し風の映像と心の脈動を思わせるドラムのBGMが印象深い。
人として俳優として、死から蘇った主人公が人のカリスマとなる様は正に神話的。
メタフィクションでありながらあんなオチなのは、人々にヒーローが必要不可欠なことを表しているようで好き。