大晦日だからって たるんでるんじゃないぞ!自分!ということで、以前から気になってた本作を観てみようと思いました。
戦争モノの映画で良くあるタイプの、皮肉なコメディや涙を誘う展開は一切無く、ひたすらに残酷な現実の一幕が描かれてた。ホラー映画に近いような気はする。
塚本晋也監督の良さが存分に活かされたからこその、この酷さ。
臨場感ある映像と、人体破壊描写、監督自身に限らず出演者の凄まじく鬼気迫る演技。
戦場での恐ろしい孤独が伝わってきた。
人は極限状態に陥るとどうなるかわからない。
目の前に人がいる、殺して その肉を食べよう、
といった本能が働くのかもしれない。よく考えればそれは自然なことだし、それはまるで地獄絵図。
この地獄だって、本当はあるべきじゃないけど この世界の現実の1つなんだ。
こういった類の映画がこの世から無くならないように、、