舞台はベルギーの小さな農村。
毎年行なう冬を追い払う(春を迎える)祭りが、その年はなぜかうまくいかず、村人たちは落胆し不安を抱える…。そして嫌な予感は的中する。
第69回ヴェネチア国際映画祭ヤング・…
このレビューはネタバレを含みます
2015年7月14日
色調は全体的に暗く、終わらない冬の景色が物寂しくも美しい。
飢えの苦しみによって狂気に蝕まれた村人が、よそ者のポールを火炙りにするという悲劇的な結末。
ラストにはダチョウの…
小さな小さな、とある村のお話。
木は枯れ、作物は芽を出さず、鳥も魚も死に、牛は乳を出さなくなった。
原因が分からないまま極限状態に陥った村人たちは、よそ者を排斥し、娘に身を売らせる。
いやいや原…
ある村で毎年冬に行われる祭が失敗に終わり、そこから農作物は育たず、食料もなくなり村は段々おかしくなっていく。
春の来ない灰色の村は、悲しみに包まれているけど芸術的な美しさ。
閉鎖的な小さな村での集…
音楽と色彩とカメラワークが素晴らしい。
見返したいシーンが沢山あって、二回も鑑賞してしまった。
なんとなく、ドッグウィルを思い出す。
ラストはどう解釈すればいいのか?
本来かわいい?はずのあの動物…
ひたすら長いカット、しかもほとんど何も動かないままで。おかげで何度も睡魔に誘われたー
(アニメの天使の卵を思い出し...)
内容は超シリアス。話が進めば進むほど村の事情は深刻度を増し、道徳を重んじる…
ほぼ水平位置からの定点撮影のシーンが多く、それがゆっくりと右や左に動く映像がともかく何とも言えない不安感を煽る。ストーリー的には山口連続放火殺人や津山三十人殺しやドッグヴィルを連想しました、ともかく…
>>続きを読む冬祭り以降に村が滅びていく
夏が昨年冬より寒々しい
不作 自然崩壊 逃亡 弱者への行動
絶望シーンの描き方が写真の構図で美しい
温厚だった村人達が邪教のように結託する恐怖
相方だったフレッドを殺すの…
ニワトリが鳴かない泣かない。静かな村に一つずつ異変がおきる。ゆっくりとした歩幅でじわじわと絶望がやってきている。気付いた頃には負に落ちていて、この村は春をすっかり忘れてしまったのだ。
大自然を美し…