はっぴー

パレードへようこそのはっぴーのレビュー・感想・評価

パレードへようこそ(2014年製作の映画)
4.0
1980年代、政府に対してLGBTの人権保障を訴えていた若者達は、同時期にストライキを起こしていた炭鉱労働組合を支援することで、自分たちの目的を果たそうとしていた。どの炭鉱からも支援を断れていたが、ある勘違いでウェールズの組合が支援を受けてくれることに。それがきっかけとなり、炭鉱の街の住人と若者達の交流が始まっていくというお話。

いやー、楽しく見れました!!
内容が人権問題や炭鉱労働者のストライキといった重いものではあるのですが、登場人物達の明るさやセリフによって、重くなりすぎることなく、最後まで鑑賞できました!
最初は炭鉱労働者も若者達が来ることにとても抵抗していましたが、彼らと話したりすることで、徐々に仲良くなっていく。個人的には、労働組合の中心であった女性達が、若い時のようにキャッキャしているところが一番面白かったです!

若者達の活動も順調というわけではなく、紆余曲折があるのですが、それでも彼らはその壁を越え乗り越えようとしていく。その頑張りがあったからこそ、ラストのパレード前の労働組合と再会するシーンは、心にグッときました😭

史実に基づいて作られたとのことなので、鑑賞後に実際の資料などを見返すと、歴史についてより深く学べるかと!
はっぴー

はっぴー