41歳の春

モアナと伝説の海の41歳の春のレビュー・感想・評価

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)
3.0
この夏夏らしいことなんにもしなかった贖罪でもないけどなんとなく本作見てみた。
驚いたのは海というか水の描写。2016の時点でここまできてたなんてなぁ。ゴイゴイスーやわ。波打ち際の描写なんかマジ卍。今年の正月のアバターでも水の表現皆ゴイゴイスーゴイゴイスー言ってたけど俺的にはコッチのが上かも。つーかアバターは作品として終わってたんで感想としてそうなるのかも知らんが。

ディズニープリンセスの話なのに恋愛要素ゼロというのも珍しいよね。こんなの今迄なかったんじゃない?
その物語の軸になるのは失った理想を取り戻すためにプリンセスが半神半人である現人神といがみ合いながら最後には目的を果たすというもの。
なんか公開時にはハワイの原住民からの表現への抗議があったらしいけど見ててハワイ文化をバカにしてる感じはしないように思った。向こうのロコからすれば怒りポイント山程あったのかも知らんが。
物語をざっくり言えばある日から起こった環境の変化でこれまでのような生活が出来なるなりつつある島の伝説で島を作った女神の心が半神半人に盗まれたせいで世界はおかしくなり、その心を女神が取り戻せれば世界はまた蘇るというのがあり、その役目を果たすのに選ばれたのがプリンセスで、その心というのがプリンセスのオバァが持ってた緑の石に宿ってるというもの。
半神半人をバディにして世界を大冒険するプリンセスというのもマー今迄にないディズニームービーのように思うし、21世紀的なんでしょうな。

どうでもいいけど半神半人の声当ててたのロックでしょ?めちゃ芸達者やね。ピエール瀧かよとちょっと思った。びっくり。

これは結構皆言ってるが本作は各所にジブリ要素が感じられ、ナウシカやモノノケやラピュタのパクリじゃね?と思うところが多々あった。80年代ジャパニメーションが21世紀になってもアメリカに影響を与え続けてるのは日本の誇りじゃないかしら。
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