原作は未読だが、カヒミ・カリィのアニメっぽいナレーションを含め、杉浦日向子の漫画のデザイン性とムードをスクリーンに移し替えるというテリングの部分は、なかなかの力作だと思う。
しかし、物語はなんか3コ…
このレビューはネタバレを含みます
音楽といい、挟み込まれる怪談要素といい、どこか不思議な感覚の映画。彰義隊にそれぞれの思惑や事情を抱えて入隊した若者たちの青春物語だが、思い込みが激しくて一直線な極や悌二郎が戦いの中で死んでいき、流さ…
>>続きを読む杉浦日向子さん原作漫画の空間と独特の雰囲気を可能な限り切り取っていたと思う。江戸末期、将軍の警護と治安維持の目的で結成された彰義隊の青年たちは、江戸から明治への時代の変わり目で武士としての忠義を貫き…
>>続きを読む個人的には、とても好きな映画だった。
青年武士の短絡さや未熟さ。不安定で純粋な若者のあっけなさが丁寧に描かれていた。
瀬戸康史が好演。醸し出す【情けなさ】が、映画全体の雰囲気を寂しくまとめていたと思…
漫画原作は未読。邦画があまり好きではなく、特に時代劇は苦手なジャンルながら、監督の初の長編ということで劇場へ。冒頭や要所に差し挟まれる「あるお話」が部隊や時代の置かれている隠喩となっており、不穏な不…
>>続きを読む湿度が高い映画である。冒頭の「草履」のくだりについては、ズルいと思いながらもまんまと映画に引き込まれてしまう。
足の裏にへばり付いたものは一体何だったのか。
人間が生きるということは、足跡をつけ…
「合葬」製作委員会